この夏は久しぶりの旅行を楽しんだ、という方も多いのではないでしょうか。私自身は昔から乗り物酔いしやすい体質ですが、不思議と出張や帰省といった長距離移動の時、機内誌や車内誌の中にあるエッセイを読むのが好きです。
こういったエッセイはたいてい筆者の旅に関わるエピソードが書かれています。それを読んでいると、自然とその体験に自分を重ね合わせながら、「移動」から「旅」へとモードを徐々に変えてくれます。心地良く集中し、まわりの音も忘れてしまっているような没入体験です。
あっという間に旅という非日常モードが終わり、「明日から仕事か」とため息つきながら日常モードへ戻る瞬間が必ず訪れます。そんな時は本当に気が重いです。
でも、それって少しもったいない気もします。日常モードでいる時間の方が圧倒的に長いわけで、本当は日常がもっと楽しめるといいなと思います。
“非日常だけでなく、日常を楽しく。”
SATOMACHIでは、コロナ禍という非日常を経験する中で特にこのことを大切にしてきました。日常こそ楽しく、豊かに。暮らしを豊かにするのは非日常的な一瞬のことだけでなく、日常の継続の中にあると感じたからかもしれません。
そのためにどうすればいいのかは正直わかっていません。それでも、いろんな人の知恵や工夫を教えてもらいながら、自分たちなりに取り入れ、自分たちも楽しみ、周りのみんなにも楽しんでもらう。そんな時間をつくってきた気がします。
今読んでいる時間も、そんなSATAOMACHIらしい時間になればと思いながら、SATAOMACHIでいつも心に留めていることなどを言葉にしていきたいと思います。
(コーディネーター・岡本)
“SATOMACHI note”
SATOMACHIの活動を共にするメンバーが、どんなことを考え、企画、行動したり、どんなものに共感したりして過ごしているかを書き留めたnote。イベントやプロダクトのアウトプットには出てこないその思考と試行のプロセスを、自分たちでも客観化し、つぎのナニカにつなげていく鏡のようなnote。
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