SATOMACHI/さとまち

街中の自然を味わう仕掛けで、来を創る。

丁寧に暮らす|SATOMACHI note #09

私が「丁寧に生きる」ということを意識するようになったのは今から15、6年前、ある方と出会い「一日一日を丁寧に、心を込めて生きる」ということを教えていただいたことがきっかけでした。

どういうことだろうか?抽象的な表現だけにいろいろな側面からのとらえ方はあると思います。
例えば、一番身近な家族の中でも感謝の言葉「ありがとう」を意識してみると、ちょっとした変化が感じられるようになります。家族だからしてもらって当たり前ではなく、「ありがとう!」という言葉を相手に伝えることで、お互いが優しい気持ちになって心地よい空気間を感じられるようになります。

また、私はお花の教室をするとき、そこでは言葉遣いを大切にしています。自分が教わる立場だったらどんな言葉だったら心地よいか、嬉しいと感じるか、そんなことを意識しています。そうすることで、楽しくお花と向き合え、その空間は温かみのある心地よい穏やかな時が流れているように感じます。

言葉を発することってとても難しくて、私自身苦手とするところですが、感謝の気持ちをもつこと、他者と自分を大切にする心を持つことで、発する言葉も自ずと優しい言葉になるような気がします。

今回は、言葉という視点からふれましたが、他にも食事を作る時、「心を込めて作る」そんな意識をもつだけで、それまでとは少し違った感覚が味わえるかもしれません。

「丁寧に生きる・暮らす」というのは、ただ所作に気をつけるとか、ゆっくりとした時間を過ごすということではなく、「心を込めた暮らしと向き合うこと」なのかなと思います。そうして生まれた空間は心地よく、生活に潤いが感じられるようになるような気がします。心地よい暮らしを求めることを通して、自分と向き合い新たな気づきも得られるかもしれませんね。

自身の一年を振り返りながら、「心を込めて暮らす」ことがさまざまな場面で自然にできるようになりたいと、ふと思う今日この頃です。

(SATOMACHI コーディネーター・瓜生あずさ)

“SATOMACHI note”
SATOMACHIの活動を共にするメンバーが、どんなことを考え、企画、行動したり、どんなものに共感したりして過ごしているかを書き留めたnote。イベントやプロダクトのアウトプットには出てこないその思考と試行のプロセスを、自分たちでも客観化し、つぎのナニカにつなげていく鏡のようなnote。

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