SATOMACHI/さとまち

街中の自然を味わう仕掛けで、未来を創る。

年末の準備はこれ1つでOK。稲わらから自分でつくる“2WAYリース”(クリスマスリースにもお正月しめ飾りにもなりますよ)

こんにちは。オカモトです。
年の瀬ですね。わが家では今週末から大掃除に、お買い物と年末モードです。

さて、すこし時間がすぎてしまいましたが、ハロウィンも終わり、いよいよ街もクリスマス・お正月に向け年末モードに染まりつつある11月最後の週末(11/23・24)に、イオンモール広島府中3Fママトコタウンで開催されたSATOMACHIワークショップの様子をお伝えします。

 

今回のワークショップのテーマは、「稲なわづくり」。稲わらをつかって自分で縄(なわ)をない、その縄をベースに、クリスマスまではリースとして、その後はお正月用のしめ飾りとしてお家に飾れる、まさにこの季節にぴったりの“2WAYリース”をつくりました。

 

おじいちゃんやおばあちゃんが、「昔はこの季節になると、農家ではみんな縄をなよった(なんでいた)んよ」と、よく話してくれたことを思い出します。
今ではなかなか経験できなくなった稲なわづくりを、やさしく丁寧に教えてくださったのが、庭師の着能(ちゃくのう)さん。広島市内の平和大通りにある白神社(しらかみしゃ)のしめ縄づくりを担当されている、その道のプロの方です。
着能さんからは、つくり方だけではなく、稲なわづくりにまつわる、こだわりやストーリーも教えてもらいました。

 

「今回用意したわらは、他の普通のわらに比べて、とても長いんです」と着能さん。たしかに見てみると、わらといえば大人のお腹あたりまでのイメージですが、このわらは首あたりまである長さです。


「普通のわらは、収穫作業の効率を上げたり収穫量を上げるために、機械に通しやすい、細く丈の短いわらを育てているんです。でもそれだと、稲なわには合わない。だからうちでは、納得できる稲なわをつくるため、専用の長いわらを自分たちで田んぼで育てています。田植えから稲刈りまですべて手作業なんです。とても手間がかかっているんです。実際にこれだけ立派なわらは、全国を探してもないと思います。」


実際に持ってみると、長く丈夫で、強くひっぱってもすぐにちぎれることはない。この長さが、しめ縄をつくるにもちょうどよいとのこと。こうしたこだわりに、参加した方からも「つくるだけでなく、素材(わら)の話があって、とても興味深かったです」と心に残ったようでした。

 

さて、実際に稲なわづくりを始めてみると、これがなかなか難しいんです。やってみると気づくのですが、2本の手だけではとても足りないのです。わらの2つの束を両手に持っておきながら、その2つの束を縛って留めた箇所を押さえておかないといけません。ここからさらに、片方のわらの束を手でねじりながら、もう片方のわらの束がほどけないように手で握っておくなど、もう両手だけでなく、足裏やひざなど身体全体を使わないととうていできません。

お子さんひとりでは難しいというので、自然と親子で協力しながら、汗をかきかき、稲なわをつくりあげていく様子が、あちこちで見られました。

 「しめ縄も、スーパーに行けばすぐに買えます。でも、わらを育てることも含めて、つくるのにこれだけの手間がかかっていることを実感してもらえることは大切なことかなと思います。」とは着能さんの言葉ですが、たしかにこんなに大変だとは正直思っていませんでした。
ただ、実際に参加したみなさんからは「難しかったけど、楽しかった」と、手作りの実感や作り手のこだわりが聞けた充実感が伝わる感想をたくさん聞くことができました。

 

最後は自分でつくったしめ縄を、リースにして、飾り付けをしました。最初は、きれいにできるか不安だった方も、和風でシンプルなデザインの中にも洋風な華やかさのある、自分だけのステキなリースができました。

 

おうちに飾られた“2WAYリース”は、クリスマスからお正月にかけて、きっと家族の話題となり、親せきへの自慢の種になること間違いないと思います。


「わたしもぜひつくってみたい」という方は、12月23日(土)・24日(日)の2日間イオンモール広島府中3FママトコタウンでSATOMACHIワークショップでできますので、ぜひ参加してみてください。

手作りなこだわりでクリスマス&お正月を欲張りに楽しみたい方へ!さとまちボタニカルワークショップ@イオンモール広島府中ママトコテラス(12/23,24)

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