こんにちは。急に暖かくなって、開花予想が早まり、お花見のタイミングを見計らっているsatomachiコーディネーターのタジリです。
みなさん、桜の開花のタイミングが自分で(ある程度)計れるってご存知ですか?
2月1日をスタートに、最高気温を足して600℃になったころが開花時期というものです。
他にも400℃の法則という方法もあるので、近所の桜を「マイ標準木」にして試してみてはいかがでしょうか?
さて、2月のSATOMACHIワークショップは「桜の盆栽作り&ひろしまのバスボム作り」でした。
ワークショップ「桜の盆栽づくり」
江戸時代、浅野藩主が大阪の植木職人を呼び寄せ、その職人が水はけがよく栽培に適した今の広島市の己斐地区を拠点に選んだことから、いまでも己斐地区は盆栽や園芸が盛んな地域です。園芸のお店が多いのはその流れなんですね。
講師はその己斐で代々400年園芸に携わる庭能花園代表の着能松太郎さん、なんと!2歳から土いじりを始めたという園芸の申し子のような方です。
盆栽を始める前に、参加者の皆さんには苗木と鉢を選んでいただきました。木は桜5種類、桃3種類、それからいろはもみじが選べましたが、桃の節句が近いのもあって桃が人気でした。
選び終わるといよいよミニ盆栽の植え付けです。ポットから苗木を取り出し根っこを傷つけないように土を取ります。大胆な子や、丁寧に丁寧に土を取る方もいて、見ていて楽しかったです。
鉢に苗木を植えこむと、石や砂をコケを使って「景色」を作っていきます。景色はひとそれぞれ、同じ器、同じ苗木を選んでも、一つとして同じ景色にはなりません。みんなちがってみんないい!
今回は、幅広い年齢層のかたに参加していただいたのですが、着能さんが「盆栽を始めるのは早ければ早いほど良い、それは盆栽の成長を長く見ていられるから。年を取ってから始めるとお手入れや成長を愛でる時間はそれだけ短くなる」とおっしゃられていて、思わず膝を打ちました。
着能さんの造園では「毛利元就が植えた盆栽」が今も残っているそうです。庭に直接植えられて、現在は7~8メートルにもなっていますが今の時代でもお手入れをして大事に育てていらっしゃいます。「みんなが有名人になったら『〇〇さんの盆栽』っていわれるんだ。亡くなってしまっても盆栽は後世にずっと残るんだよ」という言葉も印象的でした。
私も桜の盆栽を作りましたが、ここ最近の温かさで満開になりました。いまは室内で花見が楽しんでいます。
つぼみのついた苗木で盆栽を作りましたので、この春はちゃんと咲くそうです。これからのお手入れ次第で2年後、それ以降も春に咲き続けます。盆栽を作られたみなさん、来年も花を咲かせましょうね!
さとまちバスボム作り
≪材料≫ 小さなカップ3つ分
☆重曹…100g
☆クエン酸…50g
☆片栗粉…50g
無水エタノール…適宜
エッセンシャルオイル…15滴
ドライフルーツ・ハーブなど…お好みで
≪作り方≫
①型にドライフルーツやハーブを入れる
②☆印をボウルに入れまんべんなく混ぜる
③無水エタノールをスプレーで吹きかけ、手で握って形が残るくらいまで保水する
④ ③を型に押し込んで形を整える
⑤半日から1日乾燥させて型から外してできあがり
※ ハーブやレモンなどは生ではなく、乾燥させたものを使いましょう。水分があると発砲してしまいます。
ふだん使っている入浴剤も自分で作ることができますし、どのような材料を使っているかを知る機会になったと思います。重曹やクエン酸で家のお掃除をされている方にとっては、簡単に手に入る材料ばかりですので、ぜひご家庭でもお試しくださいね。
こちらのワークショップは想定以上のお客様にお越しいただいたため、夕方にいらしたお客様には楽しんでいただけず、申し訳ありませんでした。次回の開催時には十分な材料をご用意しますのでぜひまたご参加ください。
次回の予告
さて、桜の季節はこれから、次回のワークショップも桜の盆栽に加えて、桜のアクションペインティングも行います。「アクションペインティングって何?」と思われた方、詳細はこちらのリンクをご覧ください。
ぜひお家でお花見をしてみませんか?みなさんのご参加をお待ちしております。
(ご予約はこちらから)
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