SATOMACHI/さとまち

街中の自然を味わう仕掛けで、来を創る。

初夏の「こけ田んぼづくり」&「ハンドクリームづくり」&more

こんにちは。SATOMACHIコーディネーターの岡本です。
みなさんにとって、GWといえば何を思い出しますか?田舎育ちの僕にとって、GWは「おでかけ」よりも「田植え」の時期。(※地域や品種によって違います)
お盆や正月と同じように、一家全員が田舎に集まり、家族総出で朝から晩まで田植えに励みます。「今年もたくさんおいしいお米ができますように」と願いながら、みんなが汗を流す姿を思い出します。

今回のSATOMACHIワークショップは、そうした田植えシーズンにぴったりの、まち(MACHI)でも米作りができる「こけ田んぼづくり」や母の日のプレゼントにぴったりの「江田島ハンドクリーム作り」の2本立てでした。GW明けの最初の週末で、さすがにお疲れ気味で参加者少ないかなと心配しましたが、「なになに?」と興味を持って、たくさんの方に参加いただきました。

さらに今回は初の試み、「SATOMACHIランチ」を開催。天気の良かった土曜日のみの開催でしたが、テラス席のパラソルの下、テーブルを囲んでみんなで楽しくおしゃべりしながらお昼ごはんをいただきました。青空の下、みんなでいただくお昼ごはんは、不思議と何倍もおいしく感じられます。ご飯を一緒に食べながら気軽にいろんなおしゃべりができる楽しい時間を、今後も続けていきますので、ご興味ある方はぜひ一緒にご飯を食べましょう。

まちの中で田植え体験!どろんこ大好き、こけ田んぼづくり

まずは、こけ田んぼづくりから。
こちらは、自分でつくる「こけだま」に稲を植えて育ています。こけだまに稲の苗を植える様子は、まさに「田植え」そのもの。「これで、お米ができるの?」と不思議がっていた参加者の方も、土をこねて土づくりが始まると、夢中に。最初は、土を触るのを怖がっていたお子さんも、あっという間にコネコネにはまり、どろんこの手を見せびらかすほどに。その変わりっぷりに、周りの大人がびっくりすることも。

こねおわったら、どろんこ玉をつくりそこに稲植え(田植え)。稲は、安芸高田のiegotoさんから頂いた、広島のブランド米「あきろまん」と西条で農業を営む腰本さんに育ててもらった「こしひかり」などを用意し、選んでもらえるようにしました。苗床から苗を採るのも初体験。苗を採ってみると、根っこの部分にお米のもみ殻を見つけ、「お米がある」とびっくり。お米が種になって、次のお米を育てる。そんなことを想像しながら、どろんこ玉に苗を植えつけました。
その後は、周りに苔をまきつけ、水やりをし、目をつけ、表情を作って、できあがり!
世界で一つだけの小さな小さな自分の田んぼが次々に生まれていきました。

江田島の天然素材を使って、お母さんへプレゼントづくり

もうひとつのWSは同じくコーディネーターのタジリがレポートします。

広島港から船で30分余り、瀬戸内海に浮かぶ江田島では8年前からオリーブの栽培をされています。江田島市地域おこし協力隊の西村さんは、オリーブ普及員としてオリーブの様々な活用法を提案されています。今回は西村さんにご協力いただき、オリーブオイルを使ったハンドクリームのワークショップを行いました。

材料はスペシャル!
江田島産オリーブオイル(内緒ですが1本6,000円です)
江田島産みつろう(SATOMACHIではおなじみのはつはな果蜂園さんのもの、江田島でも養蜂をされています)
ミカンの精油(江田島の温州ミカンの皮を蒸留したエッセンシャルオイル)
もうお分かりですね。今回のハンドクリームの材料はオール江田島産!なのです。

作り方はいたってシンプル

  • オリーブオイルとみつろうを60℃程度の湯せんにかけ溶かす
  • 溶けたらクリーム用の容器に入れる
  • 冷め始めたらみかんの精油を数滴たらす

これで完成です。簡単ですよね。
完全に固まるまで10分程度、WSではその時間を利用して母の日のメッセージカードを書いていただきました。

ある男の子が、一緒に参加していたお母さんに「絶対見ないで!」と言いながら一生懸命手でカードを隠し、メッセージを書いていた様子がとても微笑ましかったです。
こんな場に立ち会えて幸せをおすそ分けしてもらった気分です。

今回体験してくださった方も、このレポートを読んでくださった方もぜひ江田島に足を運んでみてください。島の豊かさを感じていただけると思います。
江田島オリーブオイルファクトリーでは今回使用したオリーブオイルを使った料理を食べることができます。
江田島市地域おこし協力隊の皆さんは、ハンドクリームのほかにもオリーブを使った様々なイベントを行われています。詳細については協力隊さんのfacebookページ(→こちら)をご覧くださいね。

「自分だけの宝物感がでました」

ワークショップに参加されたみなさんから、今回もたくさん嬉しいコメントをいただきました。こけ田んぼづくりについては、

  • 田植えは経験したことがありましたが、こけだまに植え付けることで自分だけの宝物感が出ました!
  • 稲を可愛がって育てていけるような、愛情いっぱいのお話が心に残りました!
  • 昨年も参加し、毎日こけ田んぼの稲の成長を子供と一緒に楽しみに観察していました。今年も大切に育てます!

ハンドクリームづくりについても、

  • ミツロウを溶かしたり、やったことのない体験が子どもと一緒にできて、楽しかったです!
  • 地域おこし協力隊の方と話しながら、江田島の取り組みなどを楽しみながら知れてよかったです!

といった、自分だけの田んぼづくりを楽しんでもらえたり、江田島との出会いも生まれたみたいで、こちらも嬉しいです。みなさん、ご参加いただきありがとうございました。
次回のワークショップはこけ田んぼとお線香作りです。こちらもお楽しみに!

そういえばもう一つ嬉しかったことが。

それは昨年参加してくださった親子の方が今年も参加くださって、しかも、昨年のこけ田んぼの育つ様子を育成日記につけてくださっていたことです!!!

丁寧に特徴を捉えた絵とコメントと。

もう本当に素晴らしいものでした!!!こんな嬉しいことはなかなかないですね。

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