みんなでセミの気配を感じる。|〈Report〉Park Session ひろしまセミの観察会2022@比治山公園

比治山公園でのセミ観察は今年で4年目、昨年は中止になったので3回目です。「毎年楽しみにしています」という常連さんも増えて継続の大切さを感じました。今年も講師はいきもの大好き 自然観察員の上田 康二さんにお願いしましたよ。

まずは上田さん(ふくろう先生)からセミの見つけ方や、観察のポイントを聞き、先生特製の虫さん観察ボトルを片手にグループに分かれて調査を開始します。

毎年現代美術館まわりの散策道をコースにしていたのですが、現在美術館は工事中で散策道も通行止め。今回は視察でセミの抜け殻がたくさん見つかったエリアまで歩きながら観察を行いました。

比治山公園は山の斜面に遊歩道があり、子どもたちの目線に生きたセミを見つけることができます。これは他の場所にはない比治山の良い所です。セミをつかまえられなくても木の根っこ近くにあるセミ穴を見つけたり、抜け殻を見つけたりしてみんなでセミの気配を感じました。

セミの生態観察とはいえ、公園にいるのはセミだけではありません。トンボやバッタ、ちょうちょなど気になる生き物はつかまえて観察ボトルで観察しました。
「とれたよー」と見せてくれる子供もいて、みんなで観察して盛り上がります。

観察を終えて集合場所に戻ると、セミの抜け殻の数を数えました。今年はNHKさんの「セミの生態調査」に参加することになり、抜け殻をセミの種類・雌雄の数を数えて報告することになりました。他の4か所と合わせて報告する予定です。

あまりに盛り上がり、終了時間を大幅にオーバーしていしまいましたが、満足度の高い生態観察になったと思います。解散後に土砂降りになりましたが、プログラムまで空がもってくれてよかったです。

参加された子どもたちは、今回のプログラムでセミを見つけるコツをつかんだと思います。セミはいろんな場所にい流ので、次はみんなが普段遊ぶフィールドでセミの生態観察をしてもらえたら嬉しいです。

SATOMACHI タジリ

企画概要
タイトル:比治山のセミ博士になろう!|Park Session ひろしまセミの観察会2022
主催: 広島市(政策企画課)・SATOMACHI(市の業務受託者㈱和大地の運営チーム)
事務局: 株式会社和大地

日程:2022年8月5日火曜日

https://satomachi.jp/park-session-hijiyama-semi2022/

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