SATOMACHI/さとまち

街中の自然を味わう仕掛けで、未来を創る。

〈REPORT〉肥後細川庭園 庭カフェトーク「こけ玉づくりワークショップ」

庭園巡りが好きなSATOMACHI Tokyoの瓜生です!
都心の一角にありながら 一歩足を踏み入れると目の前に広がる風情豊かな庭園は、しばし暑さを忘れさせてくれる癒しの空間!今回はこちらの『肥後細川庭園』で「こけ玉ワークショップ」を行ってきました。
今回の会場、「松聲閣」

コケってなぁに? 植物のことを知ってからこけだまを作ってみよう!

今回は、庭カフェトークということで、こけだまを作るだけではなくコケってどんな植物なのか?ということを知ってもらって、育てることがより一層楽しくなるようにお話しタイムからスタートしました。
コケの種類ってどれくらいあるの?とか、コケってどうやって増えていくの?どうやってお世話をしたらいいの?
5分くらい みんな真剣に聞いて、「え~っ、そうなの!」と驚いたり、笑ったり…
コケのこと少し理解したところで、こけだまづくりスタート!

どろんこ遊びをしながら植物にふれ、自然を感じる

植物が元気に育つには根っこが元気に育つことが大事で、そのためには根を張りやすい土を作ることがポイント!それを知ったみんなは、一生懸命こねて柔らかい土を作っています。
糸でくるくる…こけ張りはなかなか大変
こけだまの完成↑
今日作ったこけだまたちは、これからみんながお世話をするから育て方覚えてね!
「こけだまの水のあげ方は、溜めた水の中にポチャンと沈めるよ。」
「こけだまたちがお風呂に入っているみたい!」(そんな声が聞こえてきて…)
「ブクブク泡が出てくるから泡がでなくなるまで浸かっててもらおうね。たっぷりお水を吸ったこけだまは、風通しの良い明るい日陰で育てよう。」
ここからは、お好みのこけだまになるようにデコレーション
こけだまにそれぞれ表情が付きました。
みんなで記念撮影

文京区 目白台台地が神田川に落ち込む傾斜地の起伏を生かした庭園「肥後細川庭園」

ここは、細川家下屋敷の庭園跡地。今回「庭カフェトーク」のお話をいただいて初めて伺い、四季の景色を味わいにまた訪れたいと魅了されてしまった庭園を最後にご紹介。
中門を入ってすぐの光景
池はこの庭園の中心にあって、その周りを散策できるように作られた池泉回遊式庭園。
この暑さの中、動くことなく池の中心に立って庭園を見守っている主のような風貌のアオサギ。
湧水を利用し、岩場から芝生への細い流れが造られ、その周辺には野草が生息している。季節ごとに可憐な花を咲かせているのだろうと…つい想像してしまう。
池を挟んで台地の傾斜にヤマモミジやハゼノキが植えられ、そこは深い木立となって自然の尾道道を散策している感覚だが、この高台から前景を眺めるとビルが立ち並ぶ東京の街並みが目に映る…なんとも不思議な感覚。でも、心地よく気持ちがいい。
昆虫たちも羽をやすめに…
「松聲閣」前に作られたビオトープ。
この庭園を管理している方が、メンテナンス等で廃材になったものなどを上手に組み合わせ少しずつ作ってきたものだそうです。小さな池の中には金魚が泳ぎ、池の上はアサガオの蔓を這わせ朝顔棚にして少し日陰をつくったりして、管理している方々の遊び心も見え隠れしているところが面白い。
次のシーズン秋も、美しい紅葉が期待できそうな肥後細川庭園。四季を感じに また訪れたい庭園でした。

OUTLINE

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