SATOMACHI/さとまち

街中の自然を味わう仕掛けで、未来を創る。

こんなお米もあるんです!観賞用稲でちょっと変わったこけ田んぼ

皆さんはじめまして!
広島県安芸高田市で地域おこし協力隊をしています、沖田政幸です。
祖父の家に孫ターンし、集落の米づくりに携わるかたわら、安芸高田市で計画されている「田んぼアート」の取組みに関わっています。

お米にもいろいろな種類がありますが、皆さんが毎日食べている食用米のほかに、観賞用稲というものもあるんです。観賞用稲の大きな特徴は、カラフルな葉の色!
今回、いつものこけ田んぼに、色とりどりの稲を植えたら面白いかもしれないと思いつき、やってみました!
なんだか髪を染めたみたいに見える…?名付けて「ツッパリこけ田んぼ」です。

田んぼアートについて

さて、皆さんは、この観賞用稲が大活躍する「田んぼアート」をご存知でしょうか?
遠近法を用いて田んぼに作図し、その下絵に沿って様々な色の稲を植えていきます。稲が成長し見頃を迎える頃には田んぼが一枚のキャンバスとなり、壮大な絵が姿を現します。

田んぼアートの聖地・青森県田舎館村の今年の田んぼアートをご覧ください。

第1田んぼアート会場「ローマの休日」
第2田んぼアート会場「手塚治虫」

これが稲だけで描かれているんです!

お米で”さと”と”まち”をつなぐ

会場となっている田舎館村は、人口7900人ほどの小さな村です。
田んぼアートは、田舎館村唯一の特産物といえる”お米”をPRするためにはじめた取り組みで、今年で26年目。試行錯誤しながら毎年その技術を向上させ、今では他では真似ができないクオリティとなりました。
また、毎年6月に行われる田んぼアートの田植えイベントでは、ボランティアの募集をかけると、青森県内外から参加希望の方が1000人以上集まるものすごいイベントに成長しました。

お米を通し、”まち”と”さと”が繋がるイベントとして、全国で注目を浴びています。


そして、いま広島県の安芸高田市でも田んぼアートができないかと、試験栽培を行っています。
カラフルな稲が描くスケールの大きな絵画、アート田んぼが次に見せてくれるのはどんな絵なのか。楽しみですね!

 

プロフィール

沖田政幸(おきた・まさゆき)
1975.9.25生。広島市出身。衣食住すべてに関わる仕事を経験した後、消費するより生み出す仕事をしたいと、岡山県美作市で棚田の再生に携わる。2017年、祖父母の家があった広島県安芸高田市美土里町に孫ターン。地域おこし協力隊として、田んぼアートや民泊事業などに取り組む。自然に恵まれたフィールドを、じじばばと子ども達が楽しめる場所にすることを目指す。

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