SATOMACHI/さとまち

街中の自然を味わう仕掛けで、未来を創る。

単純だからこそ奥深い。

SATOMACHIの田尻です。いやー毎日暑いですね。皆さんはこの暑さをどうしのいでいますか?私は庄原の塩桜で塩桜水を作ってクエン酸と塩分補給をしています。畑作業の合間に飲むと水よりもスーッと体に入っていく感覚があります。オススメです。

間伐材で、心地よい空間が生まれる。

さて、7月のSATOMACHIワークショップはTAKE-1グランプリ予選を開催しました。

TAKE-1グランプリとは、里山の木を使い自分だけの木のマシンを作り竹のストレートコースを駆け抜けるレース。運営の(一社)ひろしま森のおもちゃ協会のみなさんが一年ぶりにイオンモール広島府中に来てくださいました。使う木は三次の森の整備で出た間伐材が使われているそうです。枝打ちして程よく陽が入ると、森の生き物にも植物にも、そしてそこに集う人にも心地よい環境になります。

工夫の時間。

木のミニカーづくりはシンプルです。ボディとなる木とタイヤになる輪切りの木を自分で選んでつくります。一見単純な車づくりですがボディもタイヤも太さ、大きさがばらばらなので組み合わせによって速さに大きく影響します。選んだボディにタイヤをつけて車を作ったら早速コースを試走!
ビューーーーン!…と走る車だけではありません。トコトコと遅かったり途中でバランスを崩して横転することもあります。
そんな時はどうしたらもっと早くなるか、バランスを保ってゴールできるか、ここからは工夫の時間です。用意された木や枝を使って頭を重くしたり、車輪を磨いたり、ボディに穴をあけてみたり、子どもたちの頭はフル回転です。試走を繰り返し納得のボディが完成したらペンやマスキングテープで装飾してオリジナルレースカーの完成です。

悔しさの先にきっと何かある。

みんなが工夫を凝らした車が並び、いよいよレーススタートです。
「たーけーわーん!」の掛け声でゲートがオープン、竹のコースをレースカーが駆け下ります。試走を繰り返したレースカーも途中で横転したりストップしたり、レースにハプニングはつきものです。最初ゆっくりだったのにぐんぐん追い上げてトップでゴール!なんてこともありました。そして遊びとはいえ真剣勝負、負けてしまって泣いちゃう子もいました。この悔しい気持ちを大事にして欲しいなと思っています。今回負けてしまった子のひとりは、レースが終わってもずっとピット(テーブル)で作業をしていました。悔しさに学びがあったことがうかがえます。
決勝まで残った子どもたちは11月3日ほしはら山のがっこうで開催される本選の1回戦シード権を獲得です。ぜひメダルとレースカーをもって三次に行ってくださいね。負けてしまった子も本選までに腕を磨いてぜひリベンジしてくださいね。

子どもたちの応援ありがとうございます。

今回のTAKE-1グランプリにはカルビーフューチャーラボさん、マツダさんから参加賞、賞品をご提供いただきました。いつも子どもたちを応援する企画に協力いただき感謝です。改めて感じたのが、単純に見える木の車にも子どもたちの創意工夫が詰まっていて、単純だからこその奥深さを感じました。子どもレーサーのみんな、ご参加ありがとうございました!

コメントを書く

*
*
* (公開されません)