さくらとひろしま2021
〜地域の“桜”に目をくばる。〜
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EVENTS
3.20(fri)-21(sat)10:00-18:00@イオンモール広島府中
3.25(thu)10:00-16:00@五日市・ミナガルテン
3.26(fri)11:00-18:00@基町クレドふれあい広場・カミハチキテル
“桜”の語源
こんにちは。厳しい冬を乗り越え、少しずつ暖かくなり、木々の芽吹きが始まっています。新型コロナウイルス感染症で心沸き立つ“春”もいつも通りとはいかないかもしれませんが、少しでも暮らしの中に楽しみを見出していきたいですね。
“春”の中でも、やはり一番の楽しみは“桜”。“桜”の語源の諸説の中に、田の神信仰があるそうです。田んぼの神様は、普段山に住み、暖かくなり田植えの時期になると人里におりてくると考えられていました。桜の’サ’は田の神をさし、’クラ’は神の座の意味があり、“桜”は田んぼの神様が宿る場所を示します。そして、その桜の下で、酒宴を開き、その年の豊作と無病息災を祈願したそうです。
地域の“桜”に目をくばる
こんな時だからこそ“桜”を、家の中や外で、暮らしの中で気軽に楽しんでもらいたい。また、身近であるけれど意外に知らない“桜”の生態を学ぶことを通じ、地域の“桜”に目をくばるきっかけが作りたい。そうした気持ちから、今回“さくらとひろしま”をみなさんと感じていきたいと思います。
しぜんとひろしまでは、いろんな方から学んだことなどをみなさんと共有したいと思っています。そこで、少しずつ文章にしたり、動画にしてみたり、体験できる場を作ったりしていきます。みなさんと一緒に学び、新たな発見を楽しみ、大切なものに気づき、次世代に何をどう残していくかを考え行動できるといいなぁと思っています。
まだ綺麗に整理はできていないですが、今の“さくらとひろしま”を見つけました。生産者の方々とお話をしているといろんな発見や驚きをいただき楽しくなってきます。まだまだ知らない“桜”を少しずつ見つけていきたいと思います。あなたの知っている“さくらとひろしま”も教えてもらえると嬉しいです!
それでは、まだ少しですが今の“さくらとひろしま”をお届けします。
- 01:地域で桜を守り育てる。〈桜守〉
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樹木医であり、土師ダム・宮島・錦帯橋・尾関山等の桜守活動の指導・手入れを行なっている正本大さんにお話を伺いに、錦帯橋での桜守にお邪魔してきました。
正本 大(まさもと だい)|みずえ緑地株式会社 代表取締役
造園業を営み、官民の緑化空間の設計・施工・管理等の業務を日々こなしている。また、平成17年度より広島県緑化センターの指定管理者として公園の管理運営を行っている。
樹木医としても、各所樹木の調査・保存樹木等の樹勢回復にも取り組む。父の代から共に桜保全活動を行い、土師ダム・宮島・錦帯橋・尾関山等の桜守活動の指導・手入れの対処をしている。また、平成15年より広島市内各所の小学校の総合的な学習の場においても植物の事などを中心に授業を行い、緑に触れる楽しさを伝えることに努めている。
役職・委員等:
・一般社団法人広島県造園建設業協会 会長
・一般社団法人日本造園建設業協会 業務執行理事 事業委員長・中国総支部長
・広島市景観審議会委員
・広島市社会教育委員会委員
・三次市景観評価委員
・広島県緑化センター管理責任者 等々桜守の活動や桜の手入れのお話を通じ、「桜切るばか、梅切らぬばか は本当か?」「なぜソメイヨシノが多いのか?」などを教えていただき、正本さんの桜愛が伝わってきました。
また、3月20日土曜日の14時からは、【講座“さくらと暮らす”】をイオンモール広島府中で開催し、桜の種類、桜の楽しみ方、そして桜守のお話を伺います。その後相談会もありますので深く桜を知りたい方はいらっしゃいください。
- 02:桜の下で、酒宴を開き、無病息災を。〈桜型たき火台“野桜”〉
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花見はやっぱり外でしたいという方におすすめ!アウトドアでたき火を楽しみながら桜を愛でるのはいかがでしょうか。
決して枯れることのない、ステンレススチールの桜でたき火台を作っている野良道具製作所。廿日市で地元に根付いてモノづくりをされており、「頑丈で使いやすく、そして使っていて楽しい道具を。」をテーマに作られた野良道具の数々をご紹介いたします!
- 03:自分だけの小さな桜の風景を描く。〈桜盆栽〉
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桜の花は好きだけど、外の寒さが苦手だったり、まだ外出は控えたい。そんな方には、自宅で桜を独り占めできる盆栽はいかがですか。もちろん、出来上がった桜盆栽も良いのですが、ちょっと頑張って自分で作るのもオススメです。自分であれこれ考えて作った盆栽は自然と愛着も湧いて育てるのが楽しくなります。
桜盆栽づくりの素材は、6種の桜の苗といろいろな器や石や苔などを組み合わせて作ります。その中からお好きな苗と器で自分だけの小さな風景を描いていただければと思います。サポートは、「盆栽に正解はなく、自由なんです。」と語られるSATOMACHIでおなじみの庭師・着能松太郎さん。己斐で代々400年園芸に携わる庭能花園の代表で、なんと2歳から土いじりを始めたという園芸の申し子のような方です!桜の苗と向き合いながら、自由でのびのびと自分の風景をつくるのは気持ちがととのっていきます。
- 04:手間暇かけ、華やかな香りを引き出す。〈桜の塩漬け〉
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桜の塩漬けは、どの桜でもいいわけではなく、大島桜が主に使われているのはご存知でしたでしょうか?なんでも、大島桜の葉には毛がなくて食べやすかったり、クマリンという成分があの桜餅の独特の香りになるそうです。
そんな貴重な桜の塩漬けを作られている方が庄原にいらっしゃいました!川上さんと松本さん。お二方ともご高齢ですが、年齢を感じさせないパワフルさとキュートさをお持ちの方でした。桜の塩漬けは気軽にできるかと思ったらそんなことはなく、とても手間暇がかかるものだそうです。お二人が作られた華やかな香りの広がる桜の塩漬けをぜひみなさんにも味わっていただきたいと思います。
お二人のオススメのレシピに加え、野菜ソムリエのSATOMACHIメンバー知恵さんのレシピもお伝えしたいと思いますのでお楽しみに。桜餅もですが、アイスクリームにちょっと載せていつもと違う味わいを楽しむのもおすすめです!
RECIPE
桜の花の塩漬けを使ったレシピをお伝えします。
生産者のお二人から伺ったレシピに加え、野菜ソムリエの知恵さんによるレシピも。
お楽しみに。
https://satomachi.jp/shiozakura/
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